<ニッポンvsブラジル>
スコアは1-4でブラジル全勝で決勝トーナメント進出です。
前半にアレックス選手からのパスを玉田選手がきっちり決めて先制ゴール!
2点差以上が必要条件のニッポンに、道が見えた瞬間でした。
守りの時間が続くものの、川口選手がゴールを守ります。


しかし、ロスタイムの一瞬、僅かに光りだした道は闇の中へ。
このまま誰もが1-0で折り返すだろうと思ったでしょう。しかし、ブラジルは許さなかった。
不調と言われてたロナウド選手が頭でゴールを決めて、振り出しに戻ります。
ボールの行方を追って、マークを外したのがよくありませんでした。


後半もほとんどブラジルペースで試合が運ばれていきます。
 -8分に後ろからジュニーニョ選手が無回転のミドルシュートを決め、逆転。
 -14分、ロナウジーニョ選手から左サイドに走りこんだジルベルトが
  ペナルティエリア内まで入って追加点のゴール。
 -36分、ペナルティエリア手前でDFをうまくかわしたロナウド選手が本日2点目。
…………強すぎ(;;
ニッポンも何度かチャンスがありましたが、オフサイドなどで決めれず。
その上、巻選手と交代した高原選手が怪我をし、すぐに大黒選手が入れ替わるというアクシデント。
結局、2点目を奪い取ることができずに、夜は更けてゆきました。


ピッチ上に、寝転んだままの選手が一人いました。
唇を噛んだり深呼吸を繰り返したり、目を隠しても悔しさが伺えます。
仲間はサポーターの元へ行っても、なかなか立ち上がろうとしません。
ずっとスタッフがそばにいて、彼は何かを話していました。顔を除かせて見えた瞳は
赤くなってて、何だかこちらが涙を流してしまいました。
もう行くぞと促されて立ち上がり、サポーターの方へ歩いてく後姿で放送は終わります。


ニッポンのW杯が終わりを告げました。